先日、親戚が亡くなり通夜、葬儀に参列させていただきました。
その時に「戒名とは何だろう?」
「なぜ宗派によって呼び方や意味が違うのだろう?」と思い調べてみました。
葬儀や法要の場で耳にする戒名ですが、その意味や成り立ちをきちんと説明できる方は、意外と少ないのではないでしょうか。
とくに、浄土真宗では「戒名ではなく法名です」と言われ、戸惑われる方も多く見受けられます。
本連載では、仏教の専門知識がない方でも理解できるように、戒名の基本的な考え方から、宗派ごとの違いまでを一つずつ丁寧に解説していきます。
戒名は宗派によって意味が異なる
一般的に戒名は「亡くなった後につけられる仏教の名前」と理解されていますが、実はこの考え方は宗派によって大きく異なります。
- 戒を授かった証としての名前と考える宗派
- 戒名そのものを用いない宗派
- 生前に授かることを重視する宗派
など、その背景にはそれぞれの教え(宗義)があります。
戒名を正しく理解するためには、まず「どの宗派の考え方なのか」を知ることが欠かせません。

この連載でわかること
この連載では、「戒名・法名」について宗派ごとに調べて、要約したことを記して行きたいと考えています。
- 戒名とは本来どのような意味を持つのか
- なぜ宗派ごとに戒名の形や呼び方が違うのか
- 浄土真宗の「法名」は戒名と何が違うのか
- 戒名の長さや費用に違いが出る理由
- 葬儀や供養において戒名が果たす役割

葬儀を控えている方はもちろん、仏教や日本文化に関心のある方にも役立つ内容を目指しています。
宗派別に学ぶ戒名|連載記事一覧
以下では、日本で信者数の多い宗派から順に、戒名の考え方を解説しています。
気になる宗派からお読みいただいても、順番に読んでいただいても理解できる構成です。
- 第1回:浄土真宗|戒名ではなく「法名」と呼ばれる理由
- 第2回:浄土宗|阿弥陀仏の救いに基づく戒名の考え方
- 第3回:曹洞宗|戒を授かり仏弟子となる戒名
- 第4回:真言宗|密教思想が込められた戒名
- 第5回:日蓮宗|信仰を表す法号としての戒名
- 第6回:臨済宗|禅の精神が息づく戒名
※各記事は、順次追加・更新していきたいと思います。
戒名を知ることは、仏教の死生観を知ること
戒名は単なる形式的な名前ではありません。
そこには、
「人はどのように生き、どのように死と向き合うのか」
という、仏教の根本的な考え方が表れているそうです。
宗派ごとの違いを知ることで、葬儀や供養に対する不安や疑問が和らぎ、
故人を偲ぶ時間も、より意味のあるものになるはずです。
執筆中です。ご期待ください!
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ぜひ本連載を通して、戒名の本当の意味に触れてみていただければと思います。
