自宅のエリアがドコモ光10ギガ対応になったという情報を得て、早速1ギガから10ギガの申込みをしました!その結果について報告します。
ドコモ光10ギガ
最近は、インターネットのスピードが飛躍的に向上しています。1ギガビット/秒(1Gbps)は、1秒間に10億ビットのデータを転送できます。一方、10ギガビット/秒(10Gbps)は、1秒間に100億ビットのデータを転送できます。つまり、10Gbpsは1Gbpsの10倍の速度です。オンラインゲームや高画質動画などが快適に楽しむことができます。
10ギガのスピード感は?
1ギガ=10億ビットは文庫本何冊分
10億ビットのデータ量を文庫本の冊数に換算すると、大体何冊分になるかは文庫本1冊の容量によって異なりますが、一般的な文庫本のページ容量は、おおよそ1ページあたり2KB〜4KB程度です。これをビットに換算すると、16,000ビット〜32,000ビット程度になります。
文庫本1冊あたり300ページと仮定した場合、1冊あたり9,600,000ビットとなり、10億ビットのデータ量を文庫本に換算すると、おおよそ100冊程度になります。(概算)
容量 | 10Gbpsなら | |
---|---|---|
主な容量比較 Youtube(HD高画質) | 1分あたり12MB | 853分の動画を1秒でDL |
ニュースサイト | 1記事150KB | 69,905ページを1秒で読み込む |
CD | 1枚700MB | 14枚分を一秒で読み込む |
超高画素数の写真 | 1枚3MB | 3,413枚を1秒でダウンロード |
ドコモ光10ギガ 設置イメージ
まだ10ギガに対応した無線ルータが多数販売されていないため、今回はNTTより「XG-100NE]を月額550円でレンタルしました。
NTT東日本の「フレッツ 光クロス対応ルータ」であるXG-100NEは、Wi-Fi6無線LAN機能を内蔵し、10GbpsLANポートを1つ及び1GbpsLANポートを3つ備えています。
10Gbpsインターネットと高速無線LANIEEE802.11acとaxのパフォーマンスを最大限発揮できる高機能ルーターです。
また、XG-100NEは10GBASE-T対応のLAN端子を1基備えており、10GBASE-Tに対応した機器であればボトルネックを発生させることなく10GBASE-T対応機器→XG-100NE→ONU→WANの接続が可能です。
NTT東西が提供する無線LANルーターとして初めてIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)に対応し、5GHz帯では最大2401.9Mbpsの通信が可能となります。
ドコモ光10ギガのメリットとデメリット
10ギガにすることのメリットは、以下のようなものがあります。
高速な通信が可能になるため、インターネットの利用体験が向上することが期待できます。
10ギガ回線を利用することで、高画質の動画のストリーミングや、オンラインゲームのプレイ、大容量のファイルのアップロード・ダウンロードなどがよりスムーズに行えるようになります。
複数のデバイスを同時に利用しても、ネットワークの遅延が発生しにくくなるため、複数人で同時にインターネットを利用する場合にもストレスが少なくなります。
クラウドサービスやオンラインストレージを利用する場合にも、高速な通信速度により、アップロードやダウンロードの時間が大幅に短縮されるため、作業効率が向上します。
テレワークやリモートワークの増加に伴い、高速な通信速度が求められる場面が増えているため、高速な回線を利用することで、作業効率や生産性が向上することが期待できます。
ネットワーク障害が発生した場合にも、高速な回線を利用することで、回復時間を短縮することができます。
これらのように、ドコモ光1ギガから10ギガにすることにより、より高速で安定したインターネット環境を構築し、快適なインターネットライフを送ることができるようになります。
デメリットは、高い料金: 10ギガの回線速度を利用するためには、高額な利用料金が必要になる可能性があります。
帯域制限: ドコモ光10ギガは、通信速度が速くなる反面、利用可能な帯域が狭くなり、一定量以上のデータ通信を行う場合には速度制限がかかる可能性があります。
障害や故障: 回線速度が速くなる分、回線の品質により影響を受ける可能性があるため、障害や故障が起きた場合には高速回線を利用できなくなるリスクがあります。
セキュリティリスク: 高速な回線を利用することで、ウイルスやマルウェアなどの脅威にさらされるリスクも増加することがあります。このため、ウイルス対策ソフトのインストールやアップデート、セキュリティ設定の確認などが重要になります。
プライバシーリスク: 高速な回線を利用することで、プライバシーに関するリスクも増加することがあります。例えば、高速な回線を利用することで、個人情報が盗まれる可能性があるため、セキュリティ対策やプライバシー保護のための設定が必要になります。
以上が、ドコモ光10ギガを利用する上で考えられるリスクの一部ですが、実際の利用環境やセキュリティ対策などによって、リスクの程度は異なってくるでしょう。
費用は?
料金は執筆時点の料金です、実際の料金は必ず各自ご確認ください
費用は定期契約ありのプロバイダー込料金の一例です。
また、使用環境などにより工事費用、解約金などが別途かかることもあります。
スピードが約10倍になり、費用は月額+660円(レンタルルータを借りると更に550円)
この程度の負担であれば、10倍のスピード環境は魅力的ですよね。
実際のスピードは?
有線接続時のスピードです。LANのハブが10G対応ではなく(すみません!まだ高くて買えません・・)、かなり減速していると思います。時間帯などにより変わってきますが、なかなか良いスピードが出ていると思います。
まとめ
導入費用、月額の費用 ○ ドコモ系列の販売店で新規契約などで、工事費無料、ポイント
還元の恩恵有り
スピード ◎ 地域などで光ケーブルの分担数により異なる
無線ルータ、ハブ等の機器 △ 時期尚早でまだ機種が選べず高い
※最後の 追記 使った感想もご覧下さい。
現在、1ギガ環境で不自由していない人は、もう少し10ギガの環境が整い、10ギガ対応の無線
ルーターやハブが出揃い、販売価格も下がってきた頃に導入を検討するのが良いと思います。
ドコモ光の他に、NTT東日本の「フレッツ 光クロス」、ソニーネットワークコミュニケーショ
ンズが「NURO 光 10G」、KDDI(au)が「auひかり ホーム10ギガ」、「eo光ネット 10ギガ
コース」の名称でそれぞれ提供中です。
地域や環境によって提供会社が違いますが、インターネットの通信も10ギガを迎える日はそう遠くないと思います。
インターネットの通信スピードは、技術の進歩やインフラストラクチャーの改善により、今後も
向上すると予想されます。
・5Gネットワークの普及:5Gは、従来の4Gよりも高速な通信を実現することができます。その
ため、5Gの普及により、モバイル通信の速度が大幅に向上することが期待されています。
・光ファイバーの普及:光ファイバーは、従来の銅線に比べて高速な通信を可能にする技術です。
光ファイバーの普及により、インターネットの通信速度が大幅に向上することが期待されて
います。
・人工衛星インターネットの普及:人工衛星を使ったインターネット通信が、従来の地上ネット
ワークに比べて高速な通信を実現できるとされています。これにより、地理的な制限による
通信速度の低下が軽減されることが期待されています。
これらの技術や取り組みにより、インターネットの通信スピードは今後も向上すると予想され
ます。ただし、技術の進歩に伴い、新たなセキュリティ上の課題や倫理上の問題も生じる可能性
があります。そのため、適切な対策が求められることになるでしょう。
追記 約2ヶ月使った感想
①LANのハブ、ルーターなどの機器が10G対応が少ない、まだ価格が高い。
②パソコンのネットワークカードが2.5G対応だったので、バッファロー 10GbE対応PCI Expressバス用LANボード LGY-PCIE-MG2に交換しました。
しかし放熱の問題なのか、時々通信が途絶える現象が生じます。
③時間帯などでスピードが落ちる。
ドコモよりレンタルしているXG-100NE 10Gbルーターの10Gbのコネクターより、直接LANケーブル(カテゴリー7)で②にて交換したネットワークカードに接続した結果は下記の通りです。
🔻
記事を書いたときは、途中で10Gb非対応のハブとネットワークカードでしたが、今回はすべて10Gbで統一した結果です。ダウンロードスピードが約2倍になっています。回線速度が著しく早くなり、Netflixの4K映画などもストレスなく見ることができます。
しかし、想定していた程のスピードはでておらず、家庭用としては、まだ時期尚早だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。